2017年12月16日土曜日

ほぼ強度近視さん向けアイウェア選び【1】



こんにちは。眼鏡屋MuRAの店長中村です。
今回のブログはお悩みリクエストにお応えしてみます!

名づけて「-6.00レンズさんのアイウェア選び」です。

いわゆるほぼ”強度近視”くらいの度数の方のメガネ選び。
悩んでいるひと、多いですよね。めちゃくちゃ多いですよね。
その理由のひとつは「目が実際よりも小さくなってしまう」こと。
とくに女性のお客さまに多いお悩み・・・なのでそこに注目します!

とりあえず上の写真はフレームに合わせて加工する前の-6.00レンズ。
これをセンターで真っ二つにした断面図が以下になります。どうぞ。



端っこはかなり厚みがありますよね。これが近視のレンズのカタチ。
度数が強い方は、まずこの厚みを気にする方が多い。いや、全員かも。

そこでたぶん最初に考えるのは「薄いレンズにしよう」だと思うんですよ。
もちろんそれは大切で、レンズクラスによって仕上がりの薄さにも差が。
種類もいっぱいあって、目の大きさを多少カバーしてあげられることも。
レンズ大切。でもそれは別の機会で。今回はレンズのお話はしません。

フレームです!フレーム選びがいちばん大切です!まずはフレーム!

レンズの話はそのあとだ!(・・・と、わたしは考えます。わたしはね。)


 
あらためまして私物メガネでこんにちは。中村です。
向かって左側の目(右目)にだけ-6.00レンズを入れてみました。

さて左右の目、とくに黒目の大きさが違うこと、わかりますか。
近視の女性がもっとも気になる部分はココなのではないかしら・・・
コンタクトレンズご愛用の方はとくに気にされる方が多いかも。

このモデルは普段からよくかけていて店頭でも人気のあるモデル。
こちらに限らず、近年増えた繊細メタル系はお問い合わせも多く、
お客さまとのお話も含め注目度がとても高いタイプだと思います。
だから「かけてみたい」という方も多いのですが、ちょっとまって。



わたしの場合はですが、こちらのデザインは、店頭での接客で
強度近視の度数の方へおすすめることはほとんどありません。
度数が強ければ強いほど、試着時と仕上がり時のイメージに
差がうまれるのではないでしょうか。過去に経験ありませんか?

強度近視さんのフレーム選びはとくに、
”レンズを入れた仕上がり”のことまでイメージすることが大切。
なんとなくわかるような、でも難しいな、というかんじでしょうか。

では今回は、そこまでを考えたデザインのなかから探してみませんか。



となれば話は早い。VioRou(ヴィオルー)です。
一見、個性的にみえるせいかアイウェア上級者さん向けと思われて
お客さま自らお手に取られることは多くないのですが、VioRouですよ。

VioRouのデザイナーは言いました。ぼくはレンズ度数が強いから、
いままで完成したメガネをかけてガッカリしたことがたくさんあった。
だからできるだけ試着時とのギャップを小さくしたいのです、と!
説得力があります。強度近視さんの強い味方だと期待できます。

そこで、”Masaaki”というモデルをかけてみました。



今度は左右両方に-6.00のレンズをセッティングしましたよ。
なかなかナチュラルではないかと。目の小ささも、わたしは許容範囲。

最初の、レンズの断面写真を見ていただくとわかるように、レンズの
上下左右サイズ(幅)は小さければ小さいほど薄い部分が使えます。
「だからって単に小さいフレームを選ぶことが前提になってくるのは
選ぶ楽しみが半減する。それに、顔が大きく見えるかもしれないし」

そんな心配屋さんもご安心ください。ちゃんとわかっていますから。



おもにVioRouのスタンダードシリーズによくみられる、
アイコンのような両サイドの出っ張ったデザインがキモなのです。
赤丸の部分ですね。お顔とこの部分のあいだに空間がうまれます。
この空間のおかげで横幅に余裕ができ、窮屈に見えない仕組み!

VioRouはお洒落なだけではなく、すごくよく考えられているのです。
”レンズを入れて完成した仕上がりの綺麗さ”を体感してください。



MuRAにはVioRouコレクションをたくさん置いています。
お好きなだけ試着してみてくださいね。ぜんぶでもいいですよ!

もちろんフレーム選びは「似合うデザイン・似合うカラー」が大事。
そのためのアドバイスは当然のことだと思っておりますので、
お気軽にご相談ください。似合うアイウェア選びのコツですね。


というわけで、今回は的を絞ってお話してみました。店頭で実際に
お話する内容のごく一部の書き起こし。いかがでしたでしょうか。
強度近視さん対策はほかにも表ワザと裏ワザ(?)があります。
(さきほどの着用写真のわたしは、裏ワザも併用しています)

・・・それはまたいつか。

ちょっと今回はカラダを張りましたのでこれにて失礼!中村でした。


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